【中古マンション購入の教科書】流れや期間、後悔しない為の注意点を解説 | 東京・神奈川の不動産のことならエムイーPLUS横浜
不動産コラム
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不動産購入を学ぶ【中古マンション購入の教科書】流れや期間、後悔しない為の注意点を解説
2025.12.16
今回の記事では、中古マンション購入の流れや期間、後悔しないためのポイントや内見時の注意点をご紹介します。不動産の購入は大きな買い物ですから、事前の準備と知識をつけて望みましょう。
1.マンション購入の流れ
マンションの購入の流れを以下の画像で示しています。一般的な物件探しの平均期間はおよそ2ヶ月〜4ヶ月間とされています。予め様々な準備を済ませておければ、もっと早く理想の住まいに出会うことも可能です。しかしながら中古物件は出会いが大切ですので、目安の期間に囚われ過ぎずに自分のペースで進めましょう。

1-1.準備期間(約1ヶ月間)
準備期間では、1ヶ月間を目安として主に購入物件の概要検討から始まります。どのエリアで、どれくらいの予算で、どのような住まいを購入するのか。ご自身の状況に合わせ、丁寧に進めましょう。また活動期間に作成する資金計画策定のために、今後起こり得るライフイベントを洗い出しておきます。
なお希望物件の概要やエリアが定まったら、周辺の相場も把握しておきましょう。適正価格を把握できれば、より満足のできる不動産購入が行えます。
1-2.活動期間(約2ヶ月間)
準備期間が終了したら、いよいよ不動産購入のメインとなる約2ヶ月間の活動期間に入ります。活動期間は、お客様の状況やご都合に併せて丁寧に進めることが前提ではありますが、金利相場が大幅に変動したり、購入予定の不動産が売れてしまう場合もあります。そのため、あまり時間をかけ過ぎてしまうことはオススメ致しません。特に中古マンションでは出会いが大切ですので、活動期間の目安には囚われずに住まい探しを行いましょう。
加えて、この活動期間では多くの物事を判断する必要があるため、必ず不動産会社へ相談しましょう。プロの手を借りることで、スムーズな不動産購入を叶えられます。
1-3.購入後(2週間~)
契約と購入が完了したら、お引越しと各種納税手続きが必要です。不動産を購入すると確定申告を行う必要がありますので、忘れずに納税を行いましょう。不動産の購入直後は家具や家電を揃えたりと、出費が重なる時期でもあります。名目や納税額を想定できれば購入後の資金計画の助けにもなるため、納税に関して不明点があれば購入した不動産会社へ相談をしましょう。
不動産の購入時と購入後に発生する税金については下記の記事でもご紹介しています。
2.マンション選びで気を付けたいポイント
マンション購入時に気を付けたいポイント、確認しておきたいポイントをご紹介します。大きな買い物である以上、様々な情報にアンテナを張り、十分な準備をしておきましょう。
2-1.ハザードマップで災害リスクを確認
マンション購入に限らず、ハザードマップ等で購入予定の地域の災害リスクを確認しておきましょう。地盤の強いエリアは同じ規模の地震でも揺れが少なくなるため、被害が減る傾向にあります。なるべく地盤の強いエリアでのマンション購入をオススメ致します。地盤の強さは各都道府県が発行しているハザードマップやポータルサイトから確認できます。
2-2.耐震基準を確認
マンションの耐震基準は1981年に大幅な改正がなされ、1981年5月31日までに申請が受理された建築物は「旧耐震基準」、6月1日以降に申請が受理された建物は「新耐震基準」となります。一般的に耐震基準によって税金や住宅ローンの控除に差が発生し、旧基準のマンションは税金の控除が受けられず、住宅ローンの金利が高くなる可能性があります。しかし旧基準のマンションはリノベーションとの相性が良く、新築マンションよりも低価格で理想の暮らしを送れる可能性もあります。また、都心部等や人気エリアでのマンション価格が上がっていることを踏まえると、旧基準のマンションが狙い目であると考えることもできるでしょう。 何に重点を置くかという点でマンション選びが大きく変わってきますので、新旧どちらの耐震基準を選ぶのか、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
2-3.前所有者の売却理由も参考に
前所有者の方の売却理由を確認しておくと安心です。今後暮らしていくうえでの何かしらのヒントになる場合や、住まい探しの手助けとなる場合があります。しかし不動産会社も知らない場合もありますので注意が必要です。
3.マンションの内見時に気を付けたいポイント
購入予定のマンションが絞れたら内見を行います。遠隔地の場合にはオンライン内見等の方法もありますので、必ず物件の状態や細かい部分を確認しておきましょう。内見は前所有者の方が住まわれている場合もあり、何度も行えるものではありません。1度で多くの確認を行う必要がありますので、事前に確認事項を洗い出しておきましょう。
3-1.コンセント配置や、生活動線のイメージを膨らまそう
戸建てとは違い、マンションの場合は気軽にコンセントの増設を行えません。そのため、生活に必要な量のコンセントが足りているかどうか確認しておきましょう。暮らし始めると必ずと言っていい程コンセントの量が足りなくなります。ぎりぎりの個数ではなく、余るくらい揃っている物件をお勧め致します。
また、生活動線のイメージも忘れてはいけません。リビングやキッチン、ベッドルーム等、家族が行き来する空間は、家具を置くと想像以上に狭くなる場合があります。生活動線をしっかりとイメージして、不自由のない生活を目指しましょう。
3-2.共有部分を見てマンション内の治安を確認
マンションは集合住宅という特性上、多くの人と近い距離で暮らします。そのため、マナーやモラルといった部分が大きく暮らしに影響を与えます。どのような人が住んでいるのか入居前に知ることはできませんが、一部を推し量ることは可能です。以下に判断でき得るポイントをまとめています。
・エレベーターやエントランス付近にマナーに関する注意書きやお願いが貼られていないか
・共用部のゴミ置き場は衛生に保たれ、散らかっていないか
・駐輪場や駐車場の駐車車両が整頓されているか
・駐車場の車やバイクに、過度な改造が施されていないか
3-3.水圧と排水は要チェック
築年数を問わず、どのマンションでもシャワーや水道の水圧と排水能力は必ず確認しておきましょう。特に水回りは使用回数も多く、配管の経年劣化が起こり得る他、そもそもの構造上の問題がある場合もあります。リノベーションを実施するかどうかに限らず、水回りの改修は行いづらく、費用も高額になりがちです。現段階で水圧や排水に難がある場合は物件の再検討も選択肢に入れておくと良いでしょう。
3-4.エアコン残置の有無、対応畳数をチェック
エアコンの残置があるのか、あれば対応畳数も確認したいポイントです。マンションの場合、エアコンの設置場所が限られる場合もありますので、なるべく理想の配置が揃っている物件を選びましょう。世界的な物流難の影響で必要な時にエアコン本体が手に入らない可能性もあります。増設が必要な場合は夏や冬のシーズンの数ヶ月前には手配を済ませておくと安心です。
3-5.壁の厚さをチェック
周囲の騒音は壁の厚さで低減できるため、内見時に確認しておきましょう。左右の壁の厚さはノック等を行って、音の高低やボリュームで確認できます。低く小さな音が鳴れば壁が厚いと考えられます。ただ、上下の天井や床の厚みに関しては内見時に確認することはできません。不動産会社に頼んで建築計画書や図面から確認する必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では中古マンション購入の流れや期間、後悔しないためのポイントや内見時の注意点をご紹介してきました。以下に記事の内容をまとめていますので、おさらいをしましょう。
■マンション購入の流れを把握しよう
・不動産購入全体の目安期間はおよそ2~4ヶ月
・ただ、目安期間には囚われ過ぎず、状況に合わせて住まいを探そう
■マンション選びで気を付けたいポイント
・ハザードマップで災害リスクを確認しよう
・耐震基準を確認
・前所有者の売却理由も参考に
■マンションの内見時に気を付けたいポイント
・コンセント配置や、生活動線のイメージを膨らまそう
・共有部分を見てマンション内の治安を確認
・水圧と排水は要チェック
・備え付けのエアコンの数、対応畳数をチェック
・壁の厚さをチェック
先述したとおり、中古マンションの購入は出会いが重要です。予めマンション選びや内見時の注意点を把握しておくことで、急な出会いにも対応できるようになります。ぜひ今回ご紹介した内容を、理想の住まい探しの参考にしてみてはいかがでしょうか。
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